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たった半年、されど半年

2019.12.21

活動内容は、障がいを持つ子ども達に簡単なスワヒリ語や英語、図工や食器の洗い方を教えることでした。その他に団体運営の手伝いや家庭訪問、イベントの手伝いなども任せてもらいました。

私が滞在したのは、『たった半年。されど半年』です。

長くいればその分タンザニアでの生活を楽しめたと思うし、本当はもっと長く滞在していたかったです。しかし初めて見たこと、聞いたことや考えたことが多く濃密な半年間になりました。

活動先のNGOの最終ミーティングで、この団体がもっと良くなるといいな…と思い、いくつかアイデアを提案しました。

そのプレゼンを見て私のホストマザーが「すごく感動的なプレゼンだったよ!」と言ってくれたことがすごく嬉しかったです。「日本から来た小娘がこんなことを言っていいのだろうか…」と不安でいっぱいだったのですが、その言葉を聞いて苦労が報われました!そして自分の自信にもなったと思います。

滞在中にタンザニアの人たちが「チヒロ(私の名前)は家族」とよく言ってくれて、それはすごく嬉しかったのですが、やっぱり「私はよそ者である」という意識は頭のどこかに置いていました。それは私がタンザニア人を信じていないということではなく、日本の常識でタンザニア人の文化や生き方を軽んじてしまうことを避けるためです。正直なところ、心も体もタンザニア人になりきってはいたのですが(笑)、意識の上では彼らを尊重したかったのです。

タンザニアで生活していく中で理解しがたいこと・理不尽なことは山のようにありましたが、それを乗り越えたことが私の血肉となりました。

いつかタンザニアや他の国で活動することがあったときに活かせたらいいと思います。