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2019.12.21

私はGayazaという地域のキリスト教の初等教育学校に1ヶ月間住んで活動していました。活動としてはちょうど休暇中で授業がなかったので、彼らとの農作業や水の汲み出しがメインでしたが、他にもレンガや木で教室を建てたり勉強を教えたり、自由時間は折り紙やサッカーをしてずっと子供たちと遊んでいました。

一番感動したことは子供たちととてもいい関係を築けたことです。たった1ヶ月の生活で彼らとあんなに仲良くなるとは思いませんでした。寝る時間になると部屋までみんなでエスコートしてくれ、シスターはmy sonと私の呼んでくれました。

逆に一番悲しかったことは生徒たちの事情について知ったときです。長期休暇の中、一部の寮生だけが残っていたのですが、彼らは学費が払えないほどに貧しく、ペンやノートを買えないので、シスターが働く代わりに学校で面倒を見ているそうです。これを聞いたのが子供たちと最後に遊んだ後で、思い返すと小さな鉛筆や折れた定規をみんなでシェアして使い、弱音を吐かず働く小さな女の子の姿が頭に浮かびました。新学期が始まっても一日1~3時間農作業を手伝いながら夜遅くまで勉強するその姿を見て、自分が小学生の頃はどうだっただろう?と考えると本当にやるせない気持ちになりました。

この一か月は現地の人々の優しさに本当に支えられた日々でした。そこでの生活において私は本当に無力で、土の耕し方もさつまいもの植え方も子供たちの方がよっぽど上手くできます。私が教えれるのは少しの勉強と日本の歌や言葉、遊びぐらいでした。ボランティアとしてここに来て、彼らに何を残すことができるのだろうかと毎日悩み、ただ、子供たちを少しでも楽しませ、喜ばせることができたら、という思いだけで全力で過ごした日々でした。日本から遠く離れたウガンダでの生活で普通に暮らしていれば一生出会うことのなかった人々との出会い、別れが私に様々なことをもたらしてくれました。私が本当にやりたいことも明確にすることができ、今は直接貢献することはできないけれども、彼らとの出会いで感じたことを大切にし、自分の将来に向けて頑張りたいと思っています。