Ugali secoundary schoolという、日本でいう高校のようなところで半年間ボランティアしました。主な活動としては、苗木の育成、販売とラグビー部のコーチです。
私はホストファミリーにとてもよくしてもらったおかげで楽しく滞在できました。家族はクリスマスプレゼントに伝統的なスーツを作ってくれたり、部族の名前をつけてくれたりしました。
しかし大変だったこともあります。そのうちの1つはマサイマーケットで連れ回されて、欲しくもないガラクタを3つ、4つも高く買わされたことです。
ケニアから帰ってきた今、自分の価値観や正しいと思うことは何も正しくない、という考え方が出来るようになりました。
ケニアでは日本と全てが違いました。待ち合わせの時間は朝or 昼で時間を決めない、仮に時間を決めても来ない、貸したものは返ってこない、街を歩けば白人と呼ばれ、子供には追い掛け回され、大人にはお金を求められ、夜行バスで大音量で音楽を流す…などなど。
でも、今思うと人との距離が良い意味で近かったと感じます。距離が近いせいで苦労することもあったけれど、人の温かさに触れる機会もたくさんありました。自分の常識では測れないことだらけだったけど、この国で変な価値観を持っているのは、遠いアジアの端っこの国から来た自分なのだと言い聞かせて、なんとか楽しくやってこれました。
今回のボランティアで僕はケニアが大好きになったし、もっと多くの人に知ってほしいと思います。