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現実を目の当たりにして感じたこと

2019.12.21

私はガーナの地方の村にある、地域の方が通うクリニックで6か月間ボランティアをしていました。このクリニックは産婦人科と通常の診察室があり、その両方でお手伝いをし、ラボに配属された時には器具の洗浄やマラリア検査のための血液サンプルの染色などをしていました。その他にもお金がない患者さんの訪問診療やリハビリテーションセンターにお邪魔させてもらう機会もありました。

このガーナでのボランティアを通して、村のクリニックでの医療水準やコミュニティでの日々の生活の一点を垣間見ることができました。水不足や衛生観念が浸透していないこともあり、医療水準を含め、医療制度等はまだまだ発展していく余地は大いに見受けられましたが、この状況を、根本的かつ急進的に変えていくのは今の状況では難しいように思われ、忍耐強く少しづつ改善していく必要があります。そのため、日本を含む先進国の国々が金銭による与えるだけの援助ではなく、一緒に協力して技術支援を行っていくことが大切だと感じました。このことは言葉で表すほど簡単なことではなく、大変忍耐、寛容性、そして継続性が必要不可欠であると感じています。

最後になりますが、私は学生のうちに海外で半年間日本とは違った環境で生活できたことは大変貴重なことであったと思っています。自分にとっての異文化の中で過ごすことは決して楽ではありませんでした。しかしこの経験を通じて、将来に結び付けることができると考えています。