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”なぜ”行くのか。それが大事。

2019.12.5

私にとってアフリカは世界の貧困・飢餓を考えるうえで外せない地域でした。そこで本当に必要とされているものは何なのか、実際に見て、考えるためにウガンダにしました。

4~16歳の子供たちが通うキリスト教の学校で1ヶ月間活動しました。子ども達と農作業や水の汲み出し、レンガや木での教室の建設をしたり、数学や英語を教えたりしました。

生徒たちは私を見るとどんなに遠くても「Tomo!Olyotya?」と手を振ってくれ、小さな子は「To~mo~~!!」と全力で私のところまで走ってきます。夜は部屋までみんなでエスコートして「Oyasumi!」と日本語であいさつします。シスターは私のことを「How are you,my son?」といつも気にかけてくれました。

現地の生活で自分は本当に無力で、土の耕し方もさつまいもの植え方も子供たちに聞かなければ分からないし、彼らの方がよっぽど上手くできます。私が教えられるのは少しの勉強と日本の歌や言葉、遊びぐらいでした。貧しく、学校で学びながら働いている子に、ボランティアとして何をしてあげられるだろうと毎日考えて、全力で過ごした日々でした。帰り際、シスターは「Tomoを受け入れられたことを本当に感謝します。大学での勉強後、再びアフリカに帰ってきて来ることができますように。」と笑顔で送ってくれました。

これから渡航を考えている人には、ICYEのガイドブックにある "ICYE IS NOT FOR YOU BUT WITH YOU" ということを大事にしてほしいと思います。ICYEはただ与えられるプログラムではなく『なぜその国を選び、何をしに行くのかを明確にすること』が大切です。私も自分なりの目的をもって行くことで、より充実したプログラムを作り上げられたと感じています。