新型コロナウイルスは世界中で影響を及ぼしています。ウガンダでは、学校の閉鎖がされて約1年が経とうとしています。学習の機会を失った子どもたち、仕事を失った先生や職員、シングルマザーたち。学校の維持と、就労サポートを通して彼らの生活を支援するため、現地団体とICYEジャパン有志でクラウドファンディングプロジェクトを立ち上げました。
私達がなぜウガンダ支援のクラウドファンディングを立ち上げたのか、あるメンバーの元に届いたメールがきっかけでした。
現地からの連絡を受けたのは、メンバーのノノコとチアリ。
二人は昨年2月、ICYEジャパンを通してウガンダへ1ヶ月派遣されていました。状況を聞けば聞くほど、新型コロナウイルス感染拡大の影響に加え、大雨による洪水に見舞われていたウガンダの事態は深刻で、当時学生であった二人だけの力ではできる支援も限られていました。そんな状況を聞きつけ、「クラウドファンディングでウガンダの状況を広く知ってもらい、支援を集めてみてはどうか」と、私達Cheerity'sが結成されました。
ウガンダでは、新型コロナウイルス感染防止のための休校要請が長い間続いており、私たちが運営するVenture Junior Schoolにも休校によって深刻な影響が出ています。まず、子どもたちが学校に通うことができないため、当然学習の機会がなくなります。休校は昨年から約1年続いており、子どもたちの学習が非常に行き詰っています。私たちはオンライン授業にも取り組んでみましたが、多くの家庭がその仕組みを理解することが難しく、また、環境が整わない家庭もあってなかなか上手くいきません。
そしてもう一つ、この学校では学費が唯一の収入源になっています。現在その収入がほとんどないため、私は職員の給料や学校の家賃を払うことができず非常に厳しい状況です。 先生やスタッフにとって学校で働くことは生きる術です。私たちは現在教える以外にできることを模索していますが、まずは学校の存続が重要になってきます。そこで、今回のクラウドファンディングでは学校の家賃をはじめとした学校維持を支援して頂きたいと考えています。
私、Madinaは、地域のシングルマザーの方たちと一緒にSesame Child Support Initiativeという学校を運営しています。この学校では主に家庭の経済状況が厳しい子どもたちを受け入れています。また、学校スタッフであるシングルマザーたちの子どもも多くこの学校に通っており、社会的に弱い立場に置かれた家庭にとって、この学校が貴重な教育現場、そして働き口としても機能しています。
しかし、新型コロナウイルスの影響によって学校は休校になり、学校スタッフの収入源がゼロになってしまいました。もちろん子どもたちの学習の機会もなくなっています。ただ、経済状況の厳しい家庭にとって学びよりも先に逼迫しているのは貧困です。コロナによってウガンダ全体でも経済状況がかなり悪化しているため、まずは彼らの家庭の生活を守ることが最優先になってきます。
こうした状況から、私たちは現在農業プロジェクトに挑戦しています。学校再開の目処が立たない中で、どうにか収入を生み出そうと考えついたアイデアです。農業はある程度予算の見通しが立つため、比較的安定した収入を得られます。今回のクラウドファンディングで集まった資金はこの農業プロジェクトに充てる予定です。
私は昨年2月にSarahさんの学校で先生のアシスタントとしてボランティアを行い、様々な経験をしました。毎日の新しい出来事にワクワク、ドキドキしました。その一方で、1ヶ月の間に悔しい思いやもどかしい気持ちを抱いたこともたくさんありました。それでも、子どもたちがくれる屈託のない笑顔や、私の拙い英語でもたくさんおしゃべりして心配して助けてくれる先生方の優しさのおかげで勇気や元気をもらいました。
また、Sarahさんの友達であるMadinaさんにもたくさんお世話になりました。放課後にSarahさんとMadinaさんと3人でウガンダや日本、家族、ボランティアのことなどをお話するのが大好きな時間でした。
このようにたくさんお世話になったからこそ、今回の彼女たちの状況を聞き非常にショックを受けました。あの子どもたちや先生の笑顔は今もあるのだろうか。そうした不安が心の中にずっとあります。でも自分一人で何ができるのだろうか、という無力感を抱いていた中、Cheerity’sの活動を行うに至りました。一人では無理でも、みんなでやればできるかもしれない。そうした希望を持ってこのプロジェクトを進めています。ウガンダの子どもたち、そして先生たちが笑顔でいられる毎日を実現するために、どうかご協力お願いします!
私は、KITENDE DEVELOPMENT CHARITY ORGANISATIOというNGO団体を運営しています。この団体は、学校運営、HIVのお母さんへの支援、HIVについて子どもたちに教えるHIV教育など様々な活動を行っています。私たちが運営している「Nicaragua community school」は、3歳から9歳の子どもたちが通っている学校です。貧しい家庭の子どもたちに質の高い教育の機会を提供していますす。また、その家族のサポート(母子家庭やHIVのお母さんへのサポート)も行っています。
新型コロナウイルスの影響により、私が運営している学校も長い間休校を余儀なくされています。
そうした中で、まずは先生たちの生計を立てる方法を考え、私たちは職を失った先生への職業提供プロジェクトを立てることにしました。具体的には、ウガンダのKitende教区Wakiso地区で幼稚園を運営している10人の幼稚園の女性校長先生へ、マーケティングやクッキーの作り方を伝え、それを売ることで収入を得るというプロジェクトです。今回クラウドファンディングで集まったお金は、この職業提供プロジェクトに当てる予定です。
私は、メルボさんが運営する「KITENDE DEVELOPMENT CHARITY ORGANISATIO」で昨年の2月から3月の3週間、ボランティアとして活動をさせてもらいました。
「Nicaragua community school」という学校で先生のお手伝いをしたり、HIVのお母さんのお話を聞いたり、実際にウガンダの学校でHIVについて教えるなどを経験させてもらいました。その活動の中で、子どもたちと遊んで楽しいこともたくさんあった一方、現実を見て考えさせられることも多々ありました。そんな私にも子どもたちは、いつもニコニコの笑顔で色々な話をしてくれて、毎日一生懸命に勉強している姿に何度もパワーをもらったのを今でも覚えています。また、先生方も私のことをとても気遣ってくださいました。このようにたくさんお世話になった団体含め、ウガンダの学校がコロナで厳しい状況になったと聞き、少しでも何かできないかと動き始めたのがこのクラウドファンディングです。
私たちも初めてのクラウドファンディングに四苦八苦していますが、お世話になったウガンダの学校の力になりたいと日々前進しているところです。少しでもこの活動に賛同いただけましたら、ぜひご協力をお願いいたします。
私たちがクラウドファンディングに挑戦する目的は
●お世話になったウガンダの人々へ支援がしたい
という想いがあるのはもちろんですが
●より多くの人にウガンダの状況を知って欲しい
という想いがあります。
今回のクラウドファンディングで集めた資金で、ウガンダの3団体が抱える問題を全て解決できるわけでも、ウガンダ全体を支援できるわけでもありません。また、ICYEパートナーの他の国々でも、同じように苦しく厳しい状況にある国は多く存在します。
私たちCheerity'sは、今回の支援先への継続的な支援や、これまで日本からの国際ボランティア生が関わってきた途上国でのプロジェクト先と共に、今後も継続して活動していきます。
そのため
●このプロジェクトに関係する人の輪を広げたい
強くこう想っています。
このプロジェクトをきっかけに、私たちの活動に興味を持っていただけた方、ぜひ一緒に活動をしていきませんか。
皆様からいただいた資金は、ウガンダの3団体に届けられ、それぞれ以下ように使われます。
*各金額はそれぞれの団体と協議の上、決定したものです。
1月 Cheerity's立ち上げミーティング
2月 現地団体状況聞き取り、クラウドファンディング立ち上げ決定
3月 クラウドファンディングページ公開・募集開始
4月末 募集終了
5月 リターン送付準備
6月 ウガンダ側へ送金
7月 リターン・報告書送付、オンラインイベント実施(予定)
*クラウドファンディング終了後以降もCheerity'sとしての活動は継続していきます。
●本プロジェクトへの支援について
本プロジェクトに共感・賛同下さった方は、クラウドファンディングへのご支援をお願いいたします。選択いただいた支援額に応じてお礼の品をお届けします。今回、500円から支援をできるよう設定させていただきました。ワンコインから、カフェでの一杯から、応援いただけると嬉しいです。
●広報協力のお願い
本クラウドファンディングのご周知にご協力いただけると幸いです。SNS上でのシェアや興味のありそうな方への連絡など、本クラウドファンディングについて多くの人に届くよう情報を拡散していただけると嬉しいです。
★Cheerity's インスタグラムはこちら!ぜひフォローをお願いします!
●お問合せ
本プロジェクトへのお問い合わせについては、下記メールアドレスよりご連絡ください。(お返事に数日お時間をいただく場合がありますがご了承ください。)
cheeritys@icye-japan.com
新型コロナウイルスは日本社会においても多大な影響を及ぼしていますが、世界中でも影響が拡大しています。海の向こう遠く離れたウガンダでは、政府から市民への経済支援もなく、失業者は著しく増加しています。アフリカでは、「コロナよりも先に貧困に殺される」と言われているほど、新型コロナウイルスによる社会的打撃は深刻化しています。
学校や団体の維持は、子どもたちの学習機会を保持するためにも、先生方の生きる道をつくるためにも必要不可欠です。彼女たちも必死に今の状況を何とかするために動いています。皆さまがその手助けをしてくだされば、こんなに嬉しいことはありません。