ニュース&トピックス

NEWS

【ICYEプログラムとは】

2020.4.11コラム

ICYEプログラムは1949年第二次世界大戦後に敵国同士であったドイツとアメリカの間で始まりました。第二次世界大戦後の和解のための交換プログラムとしてドイツの青年をアメリカ合衆国の教会を母体として招き、友好関係、平和の再構築を目指し国際文化交流を開始したことがICYE連盟誕生のきっかけです。

その4年前(1945年)まで戦争敵国であった国の人々と未来の平和を作るために交流をするということは、自分がその立場だったらと「自分ごと」にして置き換えてみるとどれだけ大きな一歩だったか、思いを馳せることができると思います。

終戦から70年以上がたち、ICYE連盟も2019年で創立70周年を迎えました。21世紀に入ってからはChristianのCをCultutalのCに替え、宗教的信条に関わらずICYE憲章に記されている目標と目的に賛同するすべての人々にICYEは開かれた団体となりました。わたしたちICYEと、ICYEのプログラムに参加するすべての人々は、次のような目標に向かって共に歩んでいきます。

ICYE憲章 前文:目標

社会・政治・経済上或いは個人的な不正を被っているあらゆる人々のために正義を実現すること
さまざまな文化、人間の間にある壁を取り払うこと
― 文化、国家、そして男女の平等を信条とすること
― 国を超えて、お互いがより理解し合えるようになること
― 世界中に広がる社会・経済・政治上のさまざまな問題を深く理解すること
― 派遣中およびその後も、これらの理解に基づく活動に携わること

上記の目標を実現するためにICYE は以下のような活動に取り組んでいます。

― 青年に異文化理解へとつながる場を提供しています。
― 国際的なボランティア活動を通じて、社会および青年の個人的な成長を促します。
― 世界中での異文化理解、平等と寛容の精神、そして平和の実現を目指します。

目的

わたしたち ICYE は、世界の社会・政治・経済上の現実に対する鋭い感覚を若者に養ってもらう手段として、連盟 に加盟する国々の間で青年交換プログラムを実施しています。

(1977年9月23日、アイスランド・スカルホルト総会にて採択)
(1997年 10月、アイスランド・フヴェラゲルディ総会にて改正)
(2001年11月、ケニア・モンバサ総会にて改正)


受入プロジェクト

世界40ヶ国以上、約1000ヶ所の受入プロジェクトをICYE連盟各国委員会が繋いでいます。各受入プロジェクトはそれぞれが各地域に根ざした独立組織で、SDGsにも掲げられている様々な社会・国際課題に草の根で取り組んでいます。各国委員会のサポート、コーディネートの元ICYEの理念に賛同し、私たちと共に活動しています。

参加にあたって

ICYEプログラムは自分の意思で「何がしたいか」や「何をすべきか」ということを考えながら現地で過ごします。派遣先の現地の人、他の国からの派遣生との共同生活、活動の中で非常に多様な価値観に出会うことでしょう。そこで得られるものは、忍耐力、語学力、コミュニケーション能力、いろいろあると思います。特に「異なった価値観への柔軟性・順応力、寛容性」はICYEのプログラムを通して最も学んで欲しいことです。
異文化が交じり合うと、価値観の違いを顕著に感じるでしょう。時にはぶつかることもあるかもしれません。そこからお互いを理解しようとする心が芽生え、全ての「違い」を超えて繋がろうとする気持ちを共有することができます。多様な価値観に出会い、視野が広がったとき、人間は成長します。それは「自分らしさ」や「自信」、様々なスキルの向上へもつながってゆきます。ICYEの国際ボランティア/インターンプログラムを通して一人でも多くの人の「他人事」が「自分事」になり、昨日よりも「ちょっと良い世界」になるきっかけを作りたいということが私たちの思いです。

一緒に「自分を変える」「世界を変える」一歩を踏み出して見ませんか?トップページに戻る