世界で初めての「国際ワークキャンプ」は、第一次世界大戦の終戦からまもない1920年、戦争の爪痕が残るドイツ国境に近いフランスのヴェルダンで、開催されました。創始者のスイス人、ピエール・セレゾールは、「若者たちが、人を殺し建物を破壊するために血を流すのではなく、新しいものを作り出すために汗や涙を流そう」との思いを持って、国籍の異なる若者たちと手を取り合い、復興のためのキャンプを始めました。その後、第2次世界大戦の戦火にも、また東西冷戦時代にも消えることなく、今日まで100年以上、平和を愛する人々によって受け継がれてきました。
日本からは、これまで世界30か国以上に参加者を送り出し、同時に世界各国から来日ボランティアを受け入れてきました。その歩みは、2020年春以降、新型コロナウィルスの影響によって一時休止していましたが、2022年の夏から少しずつ再開していきます。ウクライナ・ロシアの情勢不安によって、今改めて「国際平和」や「他国との友好関係」において、自分ができることを探し、考え、行動すること、が問われています。日本のニュースやメディアを一方的に見聞きするだけでは、絶対に知ることができない世界があります。
ワークキャンプでは、人種、ジェンダー、言語、文化などのバックグラウンドが全く異なる仲間と衣食住を共にします。また、時に、歌い、踊り、語りながら、一緒に汗を流してボランティア活動に取り組みます。お客様として迎えられる観光旅行や、ほとんど日本人だけとしか接することのない日常生活では決して得ることができない特別な体験と、達成感が味わえるでしょう。勇気を出して、世界への第一歩を踏み出してみませんか。また、これまで国際交流プログラムに参加したことがある方、世界はものすごいスピードで変化しています。価値観アップデートしたい方の参加もお待ちしています。
ヨーロッパ ▶ イタリア、デンマーク、ドイツ、スペイン、カタルーニャ(スペイン)、フランス
フランス | ANEC05 | 2022年7月8日-7月22日 | 古い城の整備をしながら過去へとタイムトラベル | 詳細PDF |
フランス | ANEC06 | 2022年7月11日-7月29日 | 中世に建てられた城を修繕して新しい息吹を吹き込む | 詳細PDF |
フランス | ANEC12 | 2022年7月15日-7月30日 | 自然豊かなフランスの田舎で地元民と公園を整備する | 詳細PDF |
フランス | ANEC14 | 2022年8月2日-8月20日 | テラスガーデンで伝統ある石造建築を体験する | 詳細PDF |
フランス | ANEC20 | 2022年8月11日-8月26日 | 小屋を修復してロバが暮らしやすい環境作り | 詳細PDF |
フランス | ANEC21 | 2022年8月12日-8月26日 | 歴史ある修道院の井戸などを観光展示のために整備する | 詳細PDF |
フランス | ANEC24 | 2022年8月16日-8月29日 | 地元ボランティアと共に中世の修道院をリノベーション | 詳細PDF |
カタルーニャ(スペイン) | CAT03 | 2022年7月17日-7月31日 | ワイン畑の石壁や石室を修復しながら地域の歴史を学ぶ | 詳細PDF |
カタルーニャ(スペイン) | CAT04 | 2022年7月17日-7月31日 | 街をつなぐ古道を直す建築・環境プロジェクト | 詳細PDF |
カタルーニャ(スペイン) | CAT05 | 2022年7月17日-7月31日 | 石壁修復や古道整備でユネスコの世界事業を知る | 詳細PDF |
カタルーニャ(スペイン) | CAT06 | 2022年7月17日-7月31日 | 考古学の発掘調査からの古代ローマへのアプローチ | 詳細PDF |
カタルーニャ(スペイン) | CAT07 | 2022年7月20日-8月3日 | 森や川の生態系を維持し固有種を守る取り組み | 詳細PDF |
カタルーニャ(スペイン) | CAT09 | 2022年8月14日-8月28日 | 自然の中で多文化環境や考古学調査を体験する | 詳細PDF |
カタルーニャ(スペイン) | CAT10 | 2022年8月20日-9月3日 | 湿地の保全を通して環境の現実について考える | 詳細PDF |
デンマーク | MS05 | 2022年7月9日-7月30日 | 国際卓球クラブのサマーキャンプを手伝いながら文化交流 | 詳細PDF |
デンマーク | MS06 | 2022年7月18日-8月1日 | 国際ユースサッカー競技会の運営や選手のサポート | 詳細PDF |
デンマーク | MS07 | 2022年7月22日・8月10日 | 国際音楽フェスティバルの運営を通してサステナビリティを学ぶ | 詳細PDF |
デンマーク | MS09 | 2022年7月24日-8月1日 | 村のフェスティバル設営からエコロジーとサステナビリティを考える | 詳細PDF |
デンマーク | MS10 | 2022年8月14日-9月3日 | 環境に配慮したオーガニックガーデン作りと自然との共生 | 詳細PDF |
イタリア | LUNAR05 | 2022年7月3日-7月16日 | 森や川の環境を整備して地元ボランティアと異文化交流 | 詳細PDF |
イタリア | LUNAR08 | 2022年7月11日-7月23日 | 地元ボランティアと花壇や庭の整備をしながら人々の心を癒す | 詳細PDF |
ドイツ | OH-W03 | 2022年7月3日-7月16日 | 中世の城を改築して自然文化遺産を守る | 詳細PDF |
ドイツ | OH-W04 | 2022年7月17日-7月30日 | 中世の城を改築して自然文化遺産を守る | 詳細PDF |
ドイツ | OH-W05 | 2022年7月31日-8月13日 | 中世の城を改築して自然文化遺産を守る | 詳細PDF |
ドイツ | OH-W06 | 2022年8月14日-8月27日 | 中世の城を改築して自然文化遺産を守る | 詳細PDF |
ドイツ | OH-W07 | 2022年8月28日-9月10日 | 中世の城を改築して自然文化遺産を守る | 詳細PDF |
ドイツ | OH-W08 | 2022年9月11日-9月24日 | 中世の城を改築して自然文化遺産を守る | 詳細PDF |
ドイツ | OH-W09 | 2022年9月25日-10月8日 | 中世の城を改築して自然文化遺産を守る | 詳細PDF |
ドイツ | NIG05 | 2022年7月4日-7月16日 | ドイツの劇場で新しい自分に出会う | 詳細PDF |
ドイツ | NIG09 | 2022年8月1日-8月14日 | 自然に囲まれた村の美しい景観を守る | 詳細PDF |
ドイツ | NIG11 | 2022年8月15日-8月27日 | 多文化・多様性のあふれる街で家や庭園の整備 | 詳細PDF |
ドイツ | NIG13 | 2022年8月29日-9月9日 | ナチスドイツ時代の収容所を展示用に整備する | 詳細PDF |
ドイツ | NIG14 | 2022年8月29日-9月9日 | バルト海の島ウーゼドムで自然保護活動 | 詳細PDF |
ドイツ | NIG15 | 2022年8月22日-9月3日 | 貴重な動植物が生息する北ドイツの自然を守る | 詳細PDF |
ドイツ | NIG16 | 2022年7月25日-8月5日 | 女性収容所に記念碑を建て歴史について考える | 詳細PDF |
ドイツ | NIG17 | 2022年8月22日・9月4日 | 北ドイツの自然ゆたかな村で環境保全に取り組む | 詳細PDF |
ドイツ | NIG18 | 2022年9月12日-9月23日 | 女性収容所に記念碑を建て歴史について考える | 詳細PDF |
フランス | CONCF-002 | 2022年8月5日-8月26日 | 森の水車に新しい息吹を吹き込む | 詳細PDF |
フランス | CONCF-061 | 2022年7月6日-7月27日 | 地元住民がリラックスして楽しめる新しい公園作り | 詳細PDF |
フランス | CONCF-062 | 2022年7月6日-7月27日 | 村の洗濯場リノベーションから伝統と歴史を学ぶ | 詳細PDF |
フランス | CONCF-063 | 2022年7月27日-8月17日 | 礼拝堂の修復を通した地元文化と歴史との出会い | 詳細PDF |
フランス | CONCF-064 | 2022年8月3日-8月24日 | 村の公共スペース改築と地元住民との触れ合い | 詳細PDF |
フランス | CONCF-093 | 2022年7月8日-7月29日 | 街の中心に学生や地元民が休む憩いのスペースを造る | 詳細PDF |
フランス | CONCF-095 | 2022年7月15日-7月29日 | 城内にある公園の壁を伝統的な手法でリノベーション | 詳細PDF |
フランス | CONCF-156 | 2022年8月12日-8月26日 | 歴史ある赤レンガ作りの市場を改築 | 詳細PDF |
フランス | CONCF-182 | 2022年7月8日-7月22日 | 石造りの井戸建設から始まる村の発展 | 詳細PDF |
フランス | CONCF-186 | 2022年8月3日-8月24日 | 自然ゆたかな村で伝統的な教会を修復 | 詳細PDF |
フランス | CONCF-213 | 2022年7月13日-8月3日 | 石畳の路地を清掃して蘇らせる | 詳細PDF |
フランス | CONCF-280 | 2022年9月2日-9月16日 | フランスの美しい村で自然と歴史を守る活動 | 詳細PDF |
フランス | CONCF-306 | 2022年7月18日-8月1日 | 多様な動植物の生態系を守るための屋外プロジェクト | 詳細PDF |
国際ワークキャンプの現地受入団体は、Alliance of European Voluntary Service Organsationsのメンバーまたはパートナーとして活動する各国の団体です。1982年にヨーロッパの団体が中心となり設立した、異文化交流、異文化理解、平和を推進する国際的NGOのネットワークです。現在では世界約30か国、約50の団体によって構成されています。各国の団体は、毎年様々なボランティアプロジェクトを企画・運営し、パートナーシップを組む団体間で相互に派遣・受入を行っています。
ユースセンター・学校・公民館などの公共施設、テント、教会、水車小屋、古城、ゲストハウスなど
*多くのプロジェクトで寝袋の持参が必要です。持ち物については、各プロジェクト一覧で詳細を確認してください
受入先より支給される食材を使って自炊
*調理は当番制にするなどメンバー内で協力し合います。プロジェクトによっては食事を提供される場合もあります。
なし(指定の場所で現地集合/現地解散)
*最寄空港から集合場所まで、解散場所から最寄空港までは、ご自身で行き方を調べて移動します。
チーム構成:色々な国のボランティア(2、3名のスモールグループから、20名以上など規模は様々。 性別・国籍のバランスはプロジェクトにより異なります)
キャンプリーダー:1~2名(現地受入団体でトレーニングを受けたボランティア)
集合場所まで迷ってしまったり、活動中にうまくメンバーになじめなかったり、食事当番や活動の分担に疑問があった場合は、キャンプリーダーや現地受入団体スタッフに相談することをオススメします。
キャンプリーダーは活動を管理するだけではなく、参加者のみなさんが楽しんで色んな経験ができるように様々な準備をしてくれています。現地で感じた疑問点は、現地にいる間に相談してください。心残りがあるまま帰国することのないように努力しましょう。
*現地団体、もしくはキャンプリーダーの緊急連絡先は、参加決定後の最終案内時にお渡しするInfosheet(現地から提供のあるプロジェクトの最も詳細な資料)に記載されています。
一般: 60,000円 メンバー校/リピーター: 55,000円 コーワーカー/メンバー校リピーター: 50,000円
上記料金は、プログラム開始日が2022年5月1日〜12月31日の間の方に適応されます。
・手続き代行料・事務諸経費
・渡航前オリエンテーション運営・参加費
・プロジェクト参加費(滞在費・食費)
・プロジェクト参加中の移動費
・本出国前のPCR検査・証明書発行料
・パスポート取得等の渡航手続き関係諸費用
・海外旅行保険(ICYEジャパン提携代理店にてAIG損保の保険に加入必須)
・31日以内の保険プランPDF
・32日以上の保険プランPDF
・プロジェクト開始前、終了後の費用(Meeting Pointまでの交通費、解散後の交通費は自己負担)
・休日の外出など、現地での個人的性質の諸費用
・現地出国前のPCR検査・証明書発行料
日程 | 内容 |
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開始日前日 | 最寄りの空港または都市に到着 集合場所、時間は、開始日の1~4週間前に決定するため、柔軟に対応できるようにしておく |
開始日 | ご自身で指定の場所/時間に集合。チームメンバーと合流し、滞在先に移動! |
開始日翌日 ~ 終了日前日 |
<ボランティア活動> 通常、到着の翌日から活動開始! ワーク時間は、1日5~6時間、週5日程度だが、天候や現地のニーズにより週末や夜間に活動を行う場合も <ワーク後、休みの日> ワーク後は、食事当番が料理をしたり、チームメンバーと買い出しに出かけたり。 週末やお休みの日は、観光など現地での生活をみんなで満喫しましょう! |
終了日 | 片付け、お別れパーティなど 解散時間は流動的なため、その日のうちに最寄空港までたどり着ける保証がありません。この日は、ご自身で宿泊手配をし、現地で一泊します。 |
終了日翌日以降 | ご自身で最寄空港を出発し、帰国 |
希望プロジェクト開始日の4週間前まで
上記プログラムに関しての問い合わせは、
メール:outgoing-workcamp@icye-japan.com
ICYEジャパン 国際ワークキャンプ担当の 鈴木 綾までご連絡くださいませ。