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【私たちはBlack Lives Matter を支持します。】

2020.6.20コラム

私たちはBlack Lives Matter を支持します。

”All Lives Matter” とか、日本では黒人に対する「差別」はないとか、海外の問題よりも注目すべき問題がある等、議論の中心をずらしたり、否定的な言論も少なくないと思います。また、6月14日(日)東京でもBlack Lives Matter のデモがありましたが、。「日本に黒人に対する差別がない」という言論は、こうして声を上げる人たちの存在を無視することに繋がると思います。

日本では、Black Lives Matter が大きな社会運動になっているアメリカとは歴史、社会制度などが異なるので、問題の注目度に差が出るのは自明でしょう。しかしながら、日本に人種差別がない訳では無く、むしろ日本の場合は存在が見えにくく、声を上げられない、当事者や差別の存在自体が無視されがちなところに大きな問題があると思います。

日本にはアフリカ系の人は少ないからとか、「日本で人種差別はない」。などと問題の矮小化や問題自体を否定するのではなく(実際差別はあります。)私たちが今まで蓋をしてきた問題に向き合うきっかけとしてこの運動を捉える必要があると思います。

今知らないことは罪ではないと思います。今まで知らなかった、意識したことは無かったけど、これをきっかけに、話を聞きたい、知りたいと思うことが大切です。現在、私たちの近くに情報はあるし、気持ちを語ってくれる当事者も多くいると思います。本当に罪なのは「知ろうとしないこと」「無かった事にしてしまうこと」です。

ICYEでは世界40カ国と青年国際ボランティア生の交換事業を行っていますが、事業のところどころで「人種問題」を身近で感じることがあります。特に、国際に関わる事業では外向きでオープンな空間、場面に出会う機会多い一方、経験知識の未熟さゆえに、本当に悪気もなく「差別的」な言動や扱いを目にする場面も少なくありません。私たちは、そこで、知らなかったことを責めるのではなく、「情報提供をする」こと、「安心して正直になれる」、「議論しあえる」、「行動できる」空間や機会をこれからも作っていきたいと思います。

海外との派遣・受け入れ事業がそれだけで完結してしまうのではなく、そこで気づいたことを考え続ける、思考を継続させること、社会や個人に対しての気づきの瞬間を創造し続けることが、私たちが担える役割のひとつだと考えます。

ICYEジャパン事務局長
又吉 莉奈