挑戦の3か月・イタリア精神障害者施設にて

VOICE (短期プログラム)

挑戦の3か月・イタリア精神障害者施設にて

I.Yさん 社会人 2014年5月~7月 イタリア派遣

itaria1-1ーなぜその国を選びましたか?

私は、日本で障害者のケアをしていました。イタリアは、障害者のコミュニティケアが先駆的なところで有名です。百聞は一見に如かず。実際にどんなことをしているのか覗いて、学んでみたくなりました。

ーどこの地域でどんな活動をしましたか?

北イタリアの山に囲まれたのどかな地域にある精神障害者の施設でお手伝いをしました。

部屋-thumb-650x866-2980午後からデイセンターに行き、障害者の方と一緒にぬりえやビーズ細工などの作業をして、その後、一緒に彼らの住むグループホームへ移動しました。そこでは、一緒に自由に過ごして夕食を食べた後、私は自分の宿舎に帰るというスケジュールでした。

ーボランティアメンバーはどんな人がいましたか?(国など)

ブラジルの女性とギニアの男性がいました。二人とはハウスメイトとして一緒に住んでいましたが、彼女たちは私とは異なる施設で活動していました。彼女たちには語学の面、精神的な面、そして生活の面でもたくさん助けてもらい、宿舎でも楽しく過ごせました。

ー実際に行ってみてどうでしたか?(予想通り、意外と~だったなど)

イタリア語で片言でしか話せなくても、イタリアの方は皆、親切にしてくれました。

施設では、障害者の方とかかわりながら、イタリアのコミュニティケアを目の当たりにしました。イタリアの障害者のコミュニティケアシステムは日本との大きく異なり、羨ましいと思うことが多々ありました。それでも日本と同様、現場では苦労しながらケアをしている現実がみえてきました。日本とイタリアそれぞれのよいところ、課題を感じることができ、大変勉強になりました。

itary6-3システムは違えど、障害者の方は皆、日本と同様にとても愛らしい方たちばかりでした。私の方こそ語学ができず障害者のようでしたが、彼らはそんな私を優しく迎え、お世話してくれました。そういう姿を見ていると、何かしてあげることが、必ずしもケアになるとは限らないと改めて思いました。

ーいちばん感動したこと、いちばん悲しかったことは何ですか?

伝えたいこと、聞きたいこと、知りたいことはたくさんあるのですが、イタリア語ができずコミュニケーションがうまくとれないために落ち込むこともあり、悲しく悔しい気持ちになりました。それでも、言葉以上に障害者の方と心を通わせることができた瞬間は本当に嬉しく楽しい気持ちになります。 

ー トラブルはありましたか?どうやって解決しましたか?(停電したなど)

行きの飛行機ではロストバッゲージに遭いました。スーツケースが届くまでチューターの方が色々と調整してくれました。なんとか3日後には手元に届きました。また、初めの頃、宿舎で洗濯機とドライヤーを同時に使ったら、ブレーカーが落ちてしまい停電してしまいました。ブレーカーを戻しても電気は復旧せず。ハウスメイトや施設の方に連絡をして、電気屋さんを手配してもらい復旧しました。

自分は困っているということを伝え、SOSを出さないと察してはくれません。とにかく困りごとを伝えることです。

ー今後の展望や、これから行く人へのメッセージをいただけますか?

行ってみてやってみないとわからないことがたくさんあると思います。楽しいことばかりではなく、悲しいことや悔しいこともたくさんありますが、挑戦することで必ずかけがえのない経験が得られると思います。

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