VOICE (長期プログラム)

【フィンランド】後悔せずに生きていける

この頃、このボランティア期間が終わりに近づいている実感が湧いています。

さすが北欧、秋ですが日本よりもはるかに気温が低く、朝晩はかなり冷えます。今はまだサマータイムが終わっていないので、朝7時なのに暗くて二度寝しそうで大変です。

そして、オーロラのシーズンですね!真冬のイメージが強かったんですが、10月初旬、なんとなく部屋から外を見てなんとなく外に出てみたら、空一面にオーロラが出ていました。もっと北の方でしか観られないと思っていたので、得をした気分になりました。

私は一年を通して同じところで働いているのですが、夏休みをほとんど取ることなく、職場の方と触れ合う時間を出来るだけ長くしていました。理由には、私にとってはのんびり過ごせる学校が心地良かった事と、親切な同僚が大好きで一緒に居たかった事、そして少し自分の事で悩んでいて社交的になれなかった事です。ずっと学校で過ごしていたおかげで、人見知りを少し克服し、自ら声を掛けたりする事も以前より容易になりました。

夏休みの8月が終わり、9月は新しい学期の始まりと共に新しい生徒さんや新しい同僚が増えました。ちょうど自分の悩みも吹っ切れたので、新しい人間関係を築く事に精力的になれています。間も無く冬になり自転車移動が難しくなりますが、待ちに待った雪のシーズンなので心が躍ります。

新しい生徒さんが増えてから、学校のほぼ全生徒と先生方も参加したアクティビティ”GET TOGETHER”があり、私も誘われて参加ました。GET TOGETHERのお知らせこのアクティビティは、グループ毎にランダムで分かれて学校敷地内の決められたポイントに向かい、そこで出されたお題をクリアしていくものでした。その際にお題に対して審判側の生徒さんが得点をつけるので、その全合計得点をグループで競い合い、最後は成績発表と表彰までありました。みんな若くパワフルなので、残念な事についていくのが精一杯でしたが、久しぶりに20歳位の気分になれてとても楽しい時間でした。

仕事の面では、夏休みに美術の生徒さん方の作品展示会場の施錠とお客さんの対応を手伝ったり、旅行ガイドのクラスと美術のクラスの教室の入れ替えで引越しの手伝い、またその教室の壁の塗装を手伝ったりしました。

正直に言うと、引越しは非常に大変でした。「美術のクラス」と一言に言っても色々なジャンルに分かれており、どのアイテムがどの分類に当てはまるかよく分からない上に、フィンランド語の名前を知らないものばかり。更に…効率が悪い。不満ではなく何故こんなに効率が悪いのか?と疑問でした。でも、フィンランドが全体的に「穏やかに、急がず」と言われていたので、こちらではこういうものかなと思っています。

どれも日本にいたらやる機会がなかったものなので、新しい体験をさせて貰えた事に感謝しています。

大変だったお引越し

新しい出会いがあった分、別れもありました。自分は一年しか居ないので見送られる側にしかならないと思っていたのですが、こんなにも見送る事になるとは思っていませんでした。一番直接的に助けてくれた事務所受付の方で、何か仕事関係の事を尋ねる時にとても話し掛けやすかったのですが、その方の契約が終わり先に居なくなってしまったのはとても悲しかったです。最終日に彼女の好きな言葉を日本語にし、一応特技の書道で一筆したため、それをプレゼントしました。喜んで貰えて嬉しかったのですし、周りの同僚方の反応が大きかったので、自身が帰国する際にも何か残そうと考えています。

最近日本の友人にから「フィンランドで何か得たの?」と聞かれました。今後もこの類いの質問はあると思います。この質問に対して、私は他の人からみて具体的かつ有意義な答えを持っていません。ですが、一言断言できます「後悔せずに生きていける」と。私にとって一番重要で大きな得たものです。

残りの期間も精一杯フィンランドを満喫して過ごして、でもやはりフィンランドが好きなので、帰国後はまたこの国に来る道を探していることでしょう。

 

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