VOICE (長期プログラム)

【フィンランド】森と湖、サウナと私

ここでの生活を初めて早2ヶ月。今、日本での生活を懐かしく思います。

あの慌ただしい生活から抜け出して、定時に帰宅できる生活は夢のようでした。出発までの日々は多くの人に激励の言葉をもらい、今までの自分を支えてくれていた人の大切さを改めて感じる日々でした。

連日の真夏日の日本から、その半分の気温のこの地に降り立ちさわやかな空気にほっとしたことを懐かしく思います。今はすでにマイナスの気温となり、まもなく長い冬がやってきます。一家で空港まで迎えに来てくれたホストファミリー。アクティブで笑顔の素敵なホストマザーと釣りが趣味で知識も豊富なホストファーザー。ちょっとシャイだけどとても優しい14歳と10歳の弟。新しい家族との出会いで私のここでの生活は始まりました。到着キャンプにて

Arrival CampはTampere郊外のコテージで行われました。雨の多いこの時期には珍しく、連日良い天気となり、青空と大きな木の下でのディスカッションとフィンランド語の会話と文法の講義。そして、夕方にはサウナと湖の往復。英語で自分の意見を伝えることの難しさに苦労しながらも、初めて会う色々な国の人たちとの生活は自分自身を振り返る良い機会になりました。発言することの大切さをICYEジャパンのスタッフのみなさんが言っていましたが、難しいことは言えなくても自分の持っている言葉で発言すると周りの語学の堪能な新しい友人が助けてくれます。そして、私は現地語を日本で少し勉強していたのでフィンランド語の講義の時は他のボランティア生に教えたりしていました。

私は今、幼稚園で多くの子どもたちに囲まれて過ごしています。3-4歳の子どもたちはフィンランド語しか話せません。子どもたちはとても元気で喧嘩したり、転んだり、いたずらしたり…いろんなことが起こります。私も子どもたちと一緒に森や園庭で駆け回る日々です。日本の幼稚園のそれとはまったく異なり、自由に遊んだり子どもたちの意見で何をするかが決まっていきます。失敗したり喧嘩した時はその場でみんなで考えます。

そんな時、ふとこの言葉を思い出しました。

つまづいたりころんだりするほうが自然なんだな にんげんだもの

この言葉の意味がここに来てようやくわかるようになった気がします。派遣先の幼稚園

現地の言葉を少しでも知っていることは非常に重要になります。褒めてあげたいとき、ちょっと気をつけてほしい時、時にはしっかりと注意しなければならないこともあります。そのため、今の私は二語文での会話ですが日々、新しい言葉を覚えながら子どもと一緒に生活しています。また、ここは幼稚園とプレスクール、小学校が同じ敷地にあり、共有スペースも多く、先生方の交流も盛んです。私の日本での仕事内容を尊重してくださり、時には乳児クラスの助けにいったり、毎週の業務会議に参加させてもらったりしながらこの国の母子保健についても学んでいます。

ヘルシンキでは10月下旬にJAPANWEEKという日本の文化を紹介するイベントが行われます。私の幼稚園でもそのイベントに合わせて折り紙や和菓子作り、日本の歌の練習を行い、他のクラスの子どもに披露する予定です。

作品のきのこここに来て2か月。色々な人に出会いました。英語もフィンランド語も十分でないために、思うようにいかないこともありますが沢山の人の助けを受けて生活しています。しかし、助けを受けてばかりでは私の活動は成り立ちません。助けを受け取りながら、自分なりにできることを探して一緒にやっていくことが大切だと思います。「受け取ること」と「与えること」その調和がとれて始めて私の活動は成り立つのだと感じている日々です。

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