【フィンランド】得意なものに気が付いたフィンランド生活

VOICE (長期プログラム)

【フィンランド】得意なものに気が付いたフィンランド生活

 当初は半年のプログラムの予定で渡航しました。半年を迎えようかとしていた頃、「あなたフィンランドの夏を見ないで帰るの?夏は本当にキレイだから是非体験してってほしい。あと半年残れるよう私が言っておいてあげる」と、あと半年滞在して生徒の卒業を見届けたいなと感じていた時に、私にプロジェクト先の先生が言ってくれました。私よりも周りが早くに動いて頂いた形で、一年滞在することになりました。

s-IMG_0920 そしてフィンランド人が大好きな夏になりました。木々の緑や色んな色の花が咲き、本当に景色全てが美しいです。夜の太陽が木々を照らす景色が好きで毎日夜散歩をしています。日照時間も長く、ずっと綺麗な景色を見ていたくて眠るのが惜しいぐらいです。フィンランド人の夏を体験してもらいたいと職場の先生方のサマーコテージに招待して頂き、毎週楽しませてもらっています。大人も子供もサマーコテージでは違う表情をしています。皆、いつも以上活き活きしているように感じました。子供は思いっきり伸び伸び遊んでおり、サマーコテージは子供の成長に欠かせない場でもあるのだなと感じました。

 5月に私の活動先の学校は終わり、生徒達の卒業を無事見届けることが出来ました。私は日本にいた頃は看護師として働いていました。看護師以外の世界を見て、もっと人として成長してまた看護師として働きたい想いと、看護師にバーンアウトしてしまいちょっと休憩して違う世界をみたい、両方の参加理由がありました。学校では授業をいくつか行いました。自分の得意なことを生徒に教えたらいいよ!なんて言われましたが、授業の準備している際にあまり自分に得意分野がないように思いました。日本に居た頃はお菓子作りを上手になるため教室に通ったりとお金を払って自分の特技を手にしていたような感じがします。フィンランドでは教室に通わなくても生活の中で、お菓子作り、楽器を弾くことや釣り、絵画、水泳などの特技を身に付けているように感じました。学校では家庭で学ぶものだからそういった授業はないと聞いたこともあります。生徒の興味が湧くような授業を考えるのは大変でしたが、失敗したなと思っても楽しかった!と笑顔で必ず言ってくれ毎回救われました。生徒の親御様にお会いする機会もあり、私の話をいつも聞いていたと聞き嬉しくなりました。生徒達の人生の中で貴重な一年を関わることができ、何か彼らの中に何か残せたのなら良いなと思います。

 5月に学校は終わり、それからはいくつか違う活動に参加させてもらっています。3週間程他の知的障害者達が私の活動先の学校に来てサマーキャンプをします。私の生徒も何人か参加します。1週間ずつのキャンプの中で演劇や歌を作ったりして最終日に披露します。とても面白い活動だと思います。運営スタッフとして参加していますが、運営メンバーもとても熱い方達で知的障害者の教育など学ばさせてもらっています。もう一つは活動先の学校でフィンランド語のコースに3週間参加しました。話し言葉を学ぶコースなのですが、フィンランド語で演劇したり歌ったり。その場でお題を出され、シナリオ考えてフィンランド語で演劇するという。正しい文法なんて気にせずお笑い芸人になった気分で楽しみながらフィンランド語を使い少し上達したような気がします。

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 そして最後の1ヶ月は老人のグループホームで働いています。看護師として働いていた経験がある為ほぼ看護師業務をさせて頂いています。アントロポゾフィー看護というドイツのシュタイナー思想に基づいた看護をされているところで、日本ではなかなか学べないため貴重な経験をさせて頂いています。そして改めて自分の仕事はやはり看護師だなと感じたのと、私にとっての得意分野はこの仕事なのかと気付くことになりました。

 最近また新たな出会いがあったりと更に行動範囲が広がっている代わりに、今まで無かったようなトラブル続出していますが、毎度タイミング良く周りに助けてもらっています。帰国までなんと一カ月きりましたが、トラブルも後で楽しめるよう満喫して帰りたいと思います。日本でもフィンランドでも沢山の方々に支えてもらい感謝です。

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