今だから思う、あの一年①(フィンランド)

VOICE (長期プログラム)

今だから思う、あの一年①(フィンランド)

斎藤 李絵 さん(2011-2012 フィンランド派遣)

ICYEのプログラムを経験して数年経ったリターニーのみなさんに、当時の経験を振り返ってもらう、体験談・特別編『今だから思う、あの一年』。今だから思う、あんなこと・こんなこと…。第一弾の今回は、フィンランドに一年間滞在した、斎藤さんにお話を伺いました。

 

■ 行く前に考えていた、ICYEのプログラムに対する期待や不安、参加動機などを教えてください。

s-IMG_5390高校生の時に合唱交流で行って以来フィンランドに魅せられ、旅行で何度も訪れました。しかしそれだけでは物足りなさを感じ、フィンランドに長期滞在できないかと考えていて出会ったのがICYEでした。

長年思い続けていたフィンランドに住むという夢と、興味のあったフィンランドの幼児教育を学ぶということ、それらが同時に叶うということでとっても嬉しかったです。言葉を覚えて、友だちをたくさんつくったり、サウナに入って湖に飛び込んだり、森に出かけてベリーを摘んだり、保育園で子どもと遊んだりと、やりたいことはたくさんありました。これから起きることへの大きな期待がある反面、英語が堪能ではないことから周りの人とコミュニケーションをとれるのか、ホストファミリーとはうまくやっていけるのかなどといった不安も同じくらいありました。

 

■ 派遣国で何を見つけましたか? 

第二の故郷を見つけました!!

s-プログラム後2 - コピー住んでみて、旅行では知りえなかった文化を体験しました。ホームステイをしたことで、食事もサウナも行事も現地の人と同じように日常の中で経験。住むと嫌な面も見えるから気持ちが変わることもある、と聞いたことがありますが...1年間住んで思ったのはやっぱりフィンランドが大好きだということでした。きっとそう思えるのには、周りで支えてくれた人たちの温かい見守りと助けがあったことも大きいはずです。今ではフィンランドにも大切な家族と友人がいます。フィンランド語は今でも勉強中で、いつかフィンランドに帰ることが私の夢です。

ボランティア先は保育園だったのですが、そこでは、国や制度は違っても子どもに対する保育者の思いに差はないのだと感じました。国が違うと言うだけで違うところに目が行きやすいですが、同じところもたくさんあるのだと知りました。同じところや似ているところを発見をするたびに、フィンランドを、時には他の国や世界を、より近くに感じられたりもしました。

このボランティアを通してたくさんの人とのつながりができました。いろんな国のいろんな考え方の人たちと話をすることで、それまで当たり前だと思っていたことが当たり前でなかったり、理由なんて気にしなかったことに疑問を投げかけられて必死で考えてみたりといったことを経験しました。そのようなことを繰り返すうちに、以前よりも視野が広がりました。そして、日本についての再発見もたくさんありました。

 

■ ICYEの経験は、今の生活に活きていますか?

 ICYEのボランティアを通して、日本もフィンランドも含め世界の様々なところの人たちと知り合うことが出来ました。多くの人との関わりを経験したり多様な文化に触れたことで考え方が柔軟になったと思います。また、知り合った人たちと話をしたり、近況を知ったりすることで今でも刺激を受けることがあります。

ボランティアの1年間、無駄だったことは一つもありません。何でもやってみないとわからない、という気持ちがいつもどこかにあるのはこの経験が大きいように感じます。

フィンランドは、仕事が第一になりがちな日本とは違い、生活の一部として仕事があるように感じました。これは今でも私の理想です。同じようにとはいきませんが、私なりに生活を大切にし、そこに幸せを感じられるような納得のいく過ごし方をしていきたいと思っています。

具体的に何がどう活かされていると言うのは難しいのですが、あの1年があったから今の私がいるんだと思ます。そして、ボランティアを通してできた大切な家族や仲間は、今でも私の心を豊かにしてくれています。

s-プログラム後3

(↑帰国後は、リターニーとして、これから派遣を控えている派遣生向けのオリエンテーションのお手伝いなどもしています)

 

■ 昔の自分へアドバイスをするなら…?

やる前は色々と不安もあるかと思いますが、勇気をもって一歩踏み出すことで世界は大きく広がります。外国だから文化が違って当たり前、一人一人も違って当たり前。そう思う中に同じものを見つけると嬉しくなったりもします。違いを楽しむことで視野が広がり、海外生活も充実したものになると思います。やってみないとわからないという気持ちで、何にでも挑戦してみてください。辛いこともあるかもしれませんが...楽しいことも苦しいことも全てがきっと素敵な経験になるはずです。

s-IMG_3001s-プログラム後1

(左)到着時のキャンプで、他の国からの派遣生に日本文化を紹介! (右)フィンランド以外の国にも旅行♪

PAGE TOP