【イメージとリアルな姿】インド

【イメージとリアルな姿】インド

立教大学社会学部 3年生 きよらさん インド 1ヶ月

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  • なぜその国を選びましたか?

大学の授業で少しインドのダウリー殺人について学び、その制度に衝撃を受け、インドに対して興味を持ち始めたことがきっかけです。他にも自分の興味のある分野の本を読んでいくと、あらゆる本でインドの話をあげていて、だんだんと自分の目で実際のインドを見てみたいと思うようになり、今回インドへのボランティアを決意しました。

  • どこの地域でどんな活動をしましたか?派遣先プロジェクトの名称もお願い致します。
  • プロジェクト名:Jagrutha Mahila Sangha 女性支援シェルター
  • 内容:暴力や人身売買などの状況から逃れてきた女性の社会復帰を目指す支援センター

<1週間(例)>

・アクセサリー作りの手伝い

・カウンセリングの傍聴

・アクセサリー作りの手伝い

・カウンセリングの傍聴

・アクセサリー作りの手伝い

・カウンセリングの傍聴

・アクセサリー作りの手伝い

・カウンセリングの傍聴

・アクセサリー作りの手伝い

・カウンセリングの傍聴

・アクセサリー作りの手伝い

・カウンセリングの傍聴

休み

(他のボランティアの方と教会でのボランティア)

<1日(例)>

5時30分 6時 9時 10時30分 14時 15時30分 17時30分 22時
起床 公園でお散歩 部屋の掃除・朝食 活動開始 お昼休憩 活動再開 活動終了

のち周辺散策

就寝

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  • 他のボランティア/インターンメンバーはどんな人がいましたか?

ボリビアの女性の方が1人いらっしゃいました。年齢は私の母と同じくらいで、娘のように本当に親切にしてくださいました。

 

  • 実際に行ってみてどうでしたか?

「なんでそんな危険な国に行くの?」「危ないからやめなよ」「絶対にお腹壊すよ」と、インドに行く前は色々な人に止められました。自分で行きたくて選んだものの、あまりいい話を聞かないインドに、私自身も恐怖と不安でいっぱいでした。でも実際行ってみて体験したインドは、私の想像とは180度異なる国でした。

インドの料理はとても美味しかったし(お肉とお魚が食べたくなりましたが)、自然が豊かでのんびりした国でした。そしてなにより、インドの人は親切な人が多く、その世話焼きな面や、優しさには大変助けられました。確かに私のみたインドは、広大な国土の本当にたった一部でしかありませんし、普通観光で訪れるような北インドとは様子が違っていたかもしれません。日本で言えば東京を見ずして東北に行ったみたいなものですが、それでも私が見たインドは確かにインドの一部であって、私のインドへのイメージをマイナスなものからプラスなものへと変えてくれました。

 

  • いちばん感動したこと、いちばん悲しかったことは何ですか?

同じ施設に住んでいて一番仲良くしていた方に、なぜここに来たのかを教えてもらった時、彼女の想像を絶する人生に涙が止まりませんでした。彼女自身は悪くないのに、不幸が重なって今に至ってしまったのにもかかわらず、解決策はあまりにもハードルが高く、どうにも助けてあげられないもどかしい現実に、胸が押しつぶされそうになりました。その時彼女になんと声をかけたらいいかわからず、逆にあちらの方から「泣かないで」と慰められ、せっかく話してくれたのに戸惑ってしまったことは、今も少し後悔しています。

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  • トラブルはありましたか?どうやって解決しましたか?(その体験から学べたことなども踏まえて)

入国チェックカウンターで対応してくださった方の英語が全く聞き取れず、本当に焦りました。また、入国シートの住所のところにICYE-INDIAの住所を書いていましたが、そのことについても色々と質問されました。英語に関しては周りの外国人に助けてもらい、住所については、コピーしておいた緊急連絡先を見せてなんとか入国できました。

また、インドについて初日にホテルに降ろされた後、喉が渇き近くのスーパーへ一人で買い物に行く最中、オートリクシャーのおじさんがあまりにもしつこく、渋々乗ることになりました。私がスーパーへ行きたいというと、彼は「スーパーにももちろん行くけれど、その前にインドのお土産屋へ行こう」と言い、勝手に別の方向へと走り出してしまいました。さすがにこれはまずいのではないかと思い、スーパーにだけ行きたい、お土産屋に行くのであれば今すぐ降りると伝え、交渉した結果、なんとかお土産屋に行くことは免れ、無事にスーパーに行くことができました。彼はもしかすると本当に善意だけだったのかもしれませんが、真相はわかりません。一人で歩くときは十分に気をつけようと気が引き締まった初日でした。

  • インターネット環境、携帯電話などはどうしていましたか?

日本からモバイルWIFEを借りて行き、計24日で1万4千円ほどかかりました。他の手段をとった方が確実に安く済むとは思いますが、初めての一人海外で、余計な心配はしたくなかったので、私は多少高くとも楽な方を選びました。

 

  • お休みの日や時間のある時は何をしていましたか?

日曜日はボランティアの活動がお休みだったので、午前中はゆっくり起きて日記をつけたり、施設の人と話したりしていました。午後はもう一人のボランティアのボリビアの女性にくっついて教会に行き、そこで貧困の子どもやHIVを抱えた女性たちと一緒に普段やっているアクセサリー作りをしていました。また、平日の活動終了後はボリビアの彼女とともに家の周辺を散策したり、お土産を買いに行ったり、インド映画を観に行ったりと、充実した毎日を過ごしていました。

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  • 現地のICYEスタッフはどんな感じでしたか?

とても親切にしてくださいました。私に理解できるようにゆっくり話してくれたり、ボランティアの場所へ行く道中の列車で私が不安にならないように隣の人に交渉してくれたりと、大変助けられました。

 

 

  • この経験を次はどんなステップにつなげていきたいですか?

今回、「インドの女性問題を学ぶ」という目的でインドを訪れましたが、その内容は日本で起こっているものと近いように感じました。インドの方が、文化がより複雑に絡んでいるものもありましたが、DVやアルコール問題、経済問題は日本でも起こっていて、それは世界共通であるのかと少し切なくなりました。ですが、同じ問題を扱っていてもアプローチの仕方が異なっており、インドで実際にカウンセリングを聴講して興味深い点が色々とありました。今後は日本で問題を抱えている女性になんらかの形で関わって行きつつ、インド以外にも色々な国の同じような施設を訪れてみたいです。

  • まとめ

私と同じように、インドに行くとなると、“怖い”と思う人もいるかもしれません。私もさすがに夜の11時の寝台列車で6時間かけて空港まで向かったときは、なかなかに恐怖でいっぱいでしたが、結局何もなく、無事に空港に着くことができました。

インドに行って思ったことは、やっぱり百聞は一見にしかずであるということです。行く前の私を含め、結構多くの日本人は「インドは危険で、毎日カレーを食べていて、宗教色の強い国だ」という程度にしか知らないように、私の今回出会ったインドの方々も全然日本について知りませんでした。日本は豊かで、技術力があって、いい国だよねと言ってくれましたが、何で日本を知ったの?と聞くと、ジャッキーチェーンの名前をあげたり、これだよと見せてくれた映像は中国のものだったりと、自分が思っている以上に、日本は知られていないのだなと実感させられました。確かに日本は豊かで技術力がある面もあります。でも、それだけが日本じゃないですよね。同じことがインドでも言えると思います。確かに危険な場所はあって、宗教色は強いけれど、それだけではインドは語れません。毎日辛いものは食べていたけれど、多分皆さんが思うようなカレーを食べていたわけではないし、暮らしていて怖い目にあうこともなかったし、親切な人が本当に多かったです。もし今回ボランティアで現地の人とともに生活をしなければ、私はこの一面を見ることはできなかったと思います。インドに行ってみたいけれど、やっぱり怖いという人がいたら、それだけがインドじゃないし、行ってみないと本当の姿はわからないよ!と伝えたいです。

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