ニュースレター2018年11月号【ウガンダ】

ニュースレター2018年11月号【ウガンダ】

2018年8月から6ヶ月間ウガンダ派遣

ウガンダ子供たちと陸

2018年8月からウガンダに滞在している石崎陸と申します。人生の中でウガンダは2回目、ワークサイトの孤児院に訪れるのも2回目です。

首都カンパラから約5時間。なぜそんな所で活動するのか。それは、『安全な水の確保も難しく、十分な食料もない中で、夢を見ながら目を輝かせて生きる子供達から“生きる”を学ぶから』です。子供達が精一杯夢を追いかけられるように活動を続けています。また、一過性のボランティアではなく、持続可能な活動の基盤を構築しています。ICYEは現地パートナー団体として支援してくれているので、ボランティアのプログラムとは別ですが、具体的には、孤児院に養鶏場を併設し、経済活動がどのように成り立つかを学べる人間教育的な場を設けています。

養鶏場を建設中のスタッフと陸さん

発展途上国には課題がたくさんあることは間違いありません。その中でも、互いを信頼する大切さと難しさを学ぶ必要があります。もちろん、全く違う文化背景を持つ人と活動をすると騙されたりすることが日常茶飯事です。しかし、人を非難することは全くの無益です。彼らなりの正義を認めなければならないのです。予想外なことが起きても憤慨しないようなマインド、そして予想の仕方をしなければなりません。私が意識するのは、国際支援ではありません。国際協力です。何かをしてあげるという自文化中心主義的な考えは文化に優劣があると考えているからでしょう。私は決してそうは思いません。学費が払えずに学校にいけなくても、夢を追いかけて落ちていた紙切れと炭で勉強をする。そんなひたむきな姿から日本人が学ぶべきことが沢山あると思います。

Kiyumbakimuの子供たち

Kiyumbakimuの子供たち

ここウガンダに滞在していて、よく葛藤することがあります。私はボランティアとして派遣されてきました。しかし、彼らから学ぶことが多く、自分の情けなさに気づかされます。そして、孤児院にいる子供達が協力しあって自立していることがよく分かります。ボランティアである私の仕事は、彼らのすべきことを取って代わることなのか。取って代わったとしても、私が不在になった時に彼らが感じる虚無感や喪失感は有害なのではないか。そんなことをよく考えます。自分なりの、自分にしかできないこと。これを探すことに苦労することがあります。これは貧困問題を非常にミクロな視点で見た感想です。自分が達成したことに満足感を覚えて、彼らが必要としていなくても、やったつもりになる可能性があります。自分の活動の成果を目にしたい、そんなのはエゴです。そうすると、マクロな視点で貧困問題を考える必要も出てきます。東西冷戦後の資本主義社会、大量消費社会の暴走。貧困地域に来た私も、搾取によって作られたであろう大量生産型の安い服を着ているのです。なんという矛盾でしょうか。活動にきた私も、貧困の加害者です。そんなマクロな視点からも、今自分が何をすべきか、何を選択して生きていくかを学んでいます。

作業中の陸さん

大切にしていることは、やはり自分の足で出向いて行動すること。そして、焦るのではなく急ぐこと。リスペクトの心を持ちながら、少しずつ前へ進むことが大切だと身に染みて感じます。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

Kiyumbakimuの子供たち

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