ニュースレター2018年11月号【フィンランド】

ニュースレター2018年11月号【フィンランド】

2018年1月からフィンランド1年間派遣

けいこさんと友人Moi! Mitä kuuluu? Minä asun Suomessakymmeneskuukautta! Nyt on talvi ja kylmä joka päivä.

日本を離れて10カ月が経ちました。8月にホストチェンジとボランティア先の移動をして、私のボランティア生活の後半戦が始まりました。

今のホストファミリーには小学生と中学生の子供たちがいるおかげで、家の中でもフィンランド語に触れる機会が格段に多くなりました。言葉の面以外でも、共働きで子育ての大変さもひっそりと学んでいます。“ボランティア生”であるため、どこまでホストたちと接して(お手伝い等)いなければならないのか、部屋で休んでいることは職務放棄とみなされてしまうのか、など考えてしまい未だ完全にリラックスした生活を送れることは無いですが、それでも今のホストファミリーは優しくて面白いので以前よりも楽しく毎日を過ごすことが出来ていて嬉しいです。

美紀さんとフィンランドの小学生

ボランティア先は幼稚園から小学校に移動しました。今は5年生のクラスとたまに4年生のクラスにいます。小学校も、幼稚園に比べて子供たちの語彙が多く、授業も聞ける為、四六時中フィンランド語に触れることが出来て幸せです。とはいえ、学校にいる先生たちの様にフィンランド語で満足に教えることはできないので、大抵は教室の後ろで座っています。座っているだけでは何のために来ているんだ!と思うので、授業で出てきたフィンランド語を調べたり、先生のお手伝い(丸付け、印刷等)をしたりしています。先週はほとんどの時間をピカチュウの名札作りをしていました。名札を失くしてしまった子のためにピカチュウ(画用紙で工作)に名前(英字と平仮名)を書いて渡したら、近くの席の子がそれを見つけて「私にも作って」というのが伝染し10個くらい作りました。さりげなく“ピカチュウ”と“平仮名”で「日本」の爪痕を残そうという作戦です!

ポケモンステッカー

他にも、今まで5回くらい日本についての授業をやらせてもらいました。低学年には折り紙の犬、高学年では鶴やピカチュウを教えたり、平仮名の五十音図を作って、平仮名の読み書きの授業を行ったりしました。平仮名を書いてくれるのを見て嬉しくなってしまうのは、やはり生まれ育った国の文化を異文化の方が楽しんで触れてくれるからなのですかね。個人的に気に入っているのは、「じゃんけん」と「あっちむいてほい」を教えたことです。フィンランドにもkivi(石)sakset(鋏)paperi(紙)はありますが、「あっちむいてほい」など子供の頃遊んだじゃんけんを使った遊びがありません。「何か日本についての授業やって」というアバウトな依頼ばかりで自由だからこそ、子供たちが楽しんで、尚且つ私が帰った後も流行って残ってくれるものを自分から発信しています。以前から、ボランティアとして先進国であるフィンランドに来ているからこそ何をするべきなのかを模索していましたが、今の私の答えは「私と出会った彼らの中のJapaniを大きくする」という目的の手段として、「私が帰った後も残るもの」を生み出すことなのかもしれません。その上で最も重要なのは彼らと仲良くなることです。未だ彼らのフィンランド語を完全に分かることはできないし、私も思ったことを全て言えるわけではないですが、彼らと仲良くなりたいという気持ちと頑張りと雰囲気で乗り越えています。今では、名前も分からない子供たちから「Moi! Keiko!」と声を掛けられたり、5年生の子達には「帰っちゃダメ」「一緒に連れてって」「空港着いたらすぐ戻ってきて」と言ってもらえたりしています。2か月後の最後の登校日のことを今考えても泣きそうなので、考えずに今や“日常”となった“普通”の日々を楽しむことにしています。

日本文化教室

私のフィンランドに来る最大の目的であるフィンランド語についてですが、9月からフィンランド語の授業に通い始めました。フィンランドは新学期が8月からのため、来た当初だと半分以上進んでいるので入ることを断念していました。私なりにその間コツコツとフィンランド語をゲットしていたおかげで、せっかく受け始めたフィンランド語の授業が簡単で予想より得るものが少なく焦っています。その為、空き時間に教科書を自分で進めている状態です。日本で生活していた時に比べ圧倒的にやるべきことが少ないので、なんとなく勉強したいと思ったらしようというスタンスのおかげで無理なく進められています。紙の上で学んだことと実際に会話で使えることは別物なのでそこに苦戦しています。個人的には、フィンランド人の話していることの中の知っている単語だけを拾い、自分で勝手に想像してなんとなく理解することが殆どです(簡単な会話では完全に理解できることもあります)。その為、私的にはまだまだフィンランド語は話せないと思いますが、久しぶりに会った知り合いや、小学校で授業をした後に先生から「フィンランド語上手だね」「全部フィンランド語で授業していたね、すごい」等のお褒めの言葉をよくいただきます。10カ月で、尚且つほとんどを英語で教えてもらっているので、その割には話せるほうなのかなと思っています。

フィンランド小学校で日本語の勉強

帰国まで2カ月を切り、帰国してからのことや将来のことについても考え始めています。ここでの生活では、考えなければならないことや自分を纏っていることが格段に少ないので、良くも悪くも色々考えています。帰国までにしなければならないこと、やり残したことは無いか等も考えている為ある意味忙しいですが、日本に帰ったときに「私はやりきった」と胸を張って進んで行けるように残りの日々も頑張りつつ楽しんで過ごしていきたいと思います。

 

PAGE TOP