【帰国報告ボリビア】

【帰国報告ボリビア】

九州ルーテル学院大学 3年

子どもたちの生活援助中心 6か月

「ボリビアでの6か月間」

1.派遣された国と期間を教えてください。

ボリビアに6ヶ月間滞在しました。

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2.出発前の職業は? また、なぜその国を選んだのですか?

出発前もその後も大学生です。そして、なぜボリビアを選んだのかというのはボリビアの障がいのある子どもたちを見てみたかった、その子たちと触れ合ってみたかったからです。出発前のボリビアのイメージは貧困とか、栄養不足とかそのような偏見じみたものでした。それは、その自分の想像は正しいのかそうでないのかということを知りたかった、日本の子どもたちとボリビアの子どもたちがおかれている環境の違いを知りたかったというのが理由でした。

 

 

3.実際に行ってみてどうでしたか?

実際を見てみたら私のボリビアに対するイメージは覆されました(まだすべてボリビアを見てはいませんが)。私が住んでいたスクレという町を例に挙げるとすごく穏やかで人が生き生きと暮らしている町でした(ボリビアという国自体は非常に熱く誰でも笑顔になれるような国です)。私の想像していたボリビアとはとても違い、「これだから海外はおもしろいものだな」と今となっては思います。そして、子どもたちの現状も私が想像していたのとはやはり違いました。私がボランティア活動をしていたサン・ファン・デ・ディオスという障害児施設はボリビアの中でも障害児施設のセンター的役割を果たしているところで、ボリビアの様々な場所から障害をもった子どもたちが集まってきているというところでした。そこでの子どもたちの生活は笑顔8割泣き顔2割みたいな家族のようなものでした。すべての子が幸せというわけではありませんが子どもたちの笑顔は輝いていました。

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4.滞在形態はどんなでしたか?

形態としては“ホストファミリー”でボリビアの家族に6ヶ月間お世話になりました。メンディエタ家はすごく暖かく家族思いで、私も家族の一員として受け入れてくれとてもありがたかったです。

 

 

5.ボランティア活動内容はどんなでしたか?

主に子どもたちの生活援助中心の活動内容でした。トイレ介助、食事介助、一緒に遊ぶなどして6ヶ月を過ごしました。自分の役割としてはいちボランティアという形ではありましたが何か日本の文化を取り入れた遊びをしたいなと思い、折り紙や習字などの体験を子どもたちと一緒にしたりしました。

施設の規模は相当なもので、職員が約100名、子どもが約80名、インターンが約10名、そしてボランティアが様々な国から常時約5~10名来ていました(私が知っているだけでコロンビア メキシコ ペルー ブラジル ドイツ スイス スペインから来ていました)。それと、学校もここに併設されているのでそこの子どもたちと先生方が約40名。これだけ人数がいるので施設の大きさもとても大きかったです。サン・ファン・デ・ディオス・スクレは主に4つの施設を持っており1つはレシデンシア(residencia)という小さい子から大きい子までが生活している施設です。2つ目はシキアトリア(psiquiatria)という大きい子18歳までの子が生活している施設。3つ目がペディアトリア(pediatria)という、小さい子だけが生活している施設、ここには8か月の赤ちゃんもいました。そして最後が施設全体をまとめる総務のようなところ。ここには医院長など重要な役割の人たちがいました。このように、すごく大きいところです。

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6.基本的なスケジュールを教えてください(1週間&1日)

1週間

recidencia recidencia recidencia 併設校 recidencia 休み 休み

※活動途中でいろいろな施設に異動したりしたのでこれは一時的なスケジュールです

 

1日

6:00 8:30 10:00 13:00 14:00 17:00 18:00 19:00 21:00 23:00
起床 出勤 子どもたちと遊ぶ 昼食(食堂で子どもたちと) 遊ぶ(主にサッカー) 夕食(子どもたちと) ボランティア終了 スペイン語学校 終了・帰宅 就寝

 

 

  1. 一番良かったこと、感動したことはなんですか。日本に取り入れたい習慣なども、あれば教えてください。

一番良かったことはボリビアの障がいを持った子どもたちと時間を共にできた、その子たちがおかれている現状をすこしでも知ることができたということです。これは本当に貴重な経験で、私の心に深く深くいつまでも残るものだと確信しています。子どもたちの声や笑顔、感触など、恋しいです。

日本に取り入れたい習慣はabrazoとbesoという挨拶です。あとダンス。abrazoはハグ(抱き合うこと)、beso はキス(互いの頬を合わせること)です。最初はその挨拶の習慣に驚かされましたが今となってはすごく恋しいです。そしてダンス。ボリビアだけに限らずほかの国でも踊ることは普通で、楽しくなったら踊ったりしますが日本は恥ずかしいのかわかりませんがあまり踊りませんね、なので習慣としてディスコなどにいって踊ったりしてボリビアにいたころのことを思い出したいです。

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  1. 一番大変だったこと、悲しかったことはなんですか。恋しくなった日本のものなどもあれば教えてください。

一番大変だったことは言語です。最初のICYEのキャンプでドイツ、スイス、オーストリアの人たちと一緒でしたがそれらの国はすべて母語がドイツ語から来ていてドイツ語での会話ができる人たちでした。ということで、当たり前のようにみんなドイツ語で話していて、ICYEスタッフはスペイン語、私はどちらも話せず独りぼっちに、という場面が何度もありました。それはつらかったです。かといって英語で話されても全く分からなかったんですけどね(笑)。

恋しくなった日本のものはお好み焼きと家族です。何か塩っ辛い味の濃いものが食べたかった記憶があります。家族とは連絡していましたが電話はあまりできませんでした。というのもボリビアと日本では時差が13時間あるのでどちらかが朝なら逆は夜という形でなかなか電話でのやり取りができませんでした。

 

 

  1. 得たと思うものはなんですか。ありったけ答えてください。

明るい性格:ボリビア(南米)の人たちはとにかく明るかったです。本当、太陽のような人たちでした。彼らからもらったパワーがその明るさだったんだと思います。

家族や友達の大切さ:ボリビア(南米)では日本よりも家族や友達を大切にするのかな、と感じました。家族や友達と話したり触れ合ったりしていないと不安になったり悲しくなったりするのが明らかにわかります、あちらの人は。

笑顔:ボリビアで生活していて笑顔は作るものではなく作られるものなんだなと思いました。そして別に面白くなくても笑っていたら幸せになるのかなー、と適当に思ったりできるくらいボリビアでは笑顔でした。とにかく楽しかった。

希望:またボリビアに戻ってこられる、自分の夢をかなえることができる、自分のやりたいことができる、それを諦めるということはしなくてもいい、という意味での希望です。「また戻ってきてね」その言葉を何度聞いたことか、となるくらい帰り際には何度も何度も言われました。「絶対戻ってくる、戻らなくちゃいけない」と私はそのたびに言いました。だから絶対にボリビアに戻る、戻れるんだ、という希望が持てました。

友達:ボリビア(南米)では友達を作ることは本当に簡単です。話しかければもうそれで友達なので1分もあれば友達ができます。ボリビアではもちろんですがそのほかの国にもたくさんの友達ができました。ボリビア コロンビア メキシコ ペルー ブラジル ドイツ スイス オーストリア スペイン フランス 日本 の友達ができました。いつかその友達を訪問する予定です。

元気:話すと元気が出るんです。そして面白い、面白くなくても笑ってるから元気が出ますね。

家族:ボリビアでの暮らしの中でたくさんの家族ができました。ホームステイの家族、そしてボランティア先のおばちゃんの家族、そのほか知り合いになってそこの昼食に招かれたりして、そこで「ここはもうあなたの家で私たちはあなたの家族だからいつでも戻ってきてね」と言われることが何度もありました。本当にうれしいことです。

ユーモア:ボリビア(南米)の人たちは本当に笑うのが好きなのでずっと笑っています、みんなユーモアがあります、なので私のユーモアセンスも上がりました。たぶん。

技術:ボランティア先での経験としての技術という意味です。食事介助やトイレ介助など実践的な援助をしてきたので少しは将来の仕事に生かせる技術はついたと思います。

自信:何かやってダメだったらほかの方法で挑めばいい、という風にとりあえずやってみるという行動力、そしてそれはうまくいくという自信が生まれました。根拠はもちろんないのですが。でもそれは大事なことだと思います。

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  1. 日本に戻って来て、“逆カルチャーショック”(日本の文化に驚いたこと)を感じたところはありますか?

親戚の人に久しぶりに挨拶をしようとしてハグしようとしたら避けられました。あ、そうか、ってなりました(笑)

 

  1. プログラムに参加する前と後で、自分自身が変わったなと思うところはありますか?

何に対しても正直になった気がします。相手の言っていることを正直に受け止め、自分のやりたいことや言いたいことも正直に伝えることができるようにはなったのかなと思います。

 

12.まとめ。自分の言葉でまとめてください。帰ってきたばかりの今思うこと、派遣先の国に対して思うこと、日本に対して思うこと、書き足りないこと、などなど、何でも構いません。これから行く人へのメッセージも是非お願いします!

今思うことは、“また戻りたい”ということです。かえって来て早々ですがやはり楽しかったので、早く戻りたいです。しかし日本で仕事をしてボリビアの子どもたちに恩返しをしたいという思いもあるのでこちらでしっかり経験を、技術を積んでボリビアに還元したい。ボランティアにいくまでは将来のことについて悩んでいましたが、ボリビアでしっかり自分の将来のプランを立てることができた、自分のことについて決めることができたので本当に行ってよかったなと思っています。これからはボリビアだけではなくそのほかの国にも行ってみたいし、そこでたくさんの人と仲良くなりたい、友達になりたい。こう思うとやはり自分は人が好きでコミュニケーションをとることが本当に好きなんだなと思います。これは帰ってきてから気づいたことの一つでとても自分の大切な部分の一つだと確信しています。ボランティアに行って自分の将来のこと、自分のいいとこ、外国のいいとこなどきりがないくらいのものを得ることができたので、まあひとによりけりですけど、海外派遣や留学を考えている方々は思い切って行ってみてください、行ったほうがいいです。ありがとうございました。

 

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