ちらし×脳科学

ちらし×脳科学

昨日、「超頭脳トレード」という番組を見た方はいますか?“各界の天才は違う業界でも成功するのか?”をテーマに、「小説界の超頭脳・又吉が地方PR動画の脚本を手掛けたら動画アクセス数はUPする?」「経営とグルメ界の超頭脳・ホリエモンと渡部が寿司屋を改装したら?」等々を検証する番組だったのですが、その中でも「脳科学界の超頭脳・中野信子がスーパーのちらしを作ったら店の売り上げはUPする?」の内容が面白かったです。

検証が行われたのは大規模チェーン店ではない、普通のスーパー。立地は、周りに競合スーパーがたくさんある激戦区。特売品のちらしは、外部発注ではなく自分たちで作っているそうです。このあたりから感情移入してしまって、食い入るように見始めました(ICYEジャパンでもちらしやポスターは自分でデザインしているもので!)。「ちらしにお金をかけるなら、お客様に1円でも安く良い商品を届けたい」と店長さん。いいお店だっ!

パートさんたちが協力して作っている手作りちらしを、脳科学の視点から専門家がアドバイスをします。

 

①偶数と奇数、安く見えるのはどっち?

突然ですが、この写真を見てください。ピンクのグループと青のグループ、合計したらどちらの方が小さい数になると思いますか?ぱっと見で答えてくださいね。

超頭脳

答えはどっちも同じなんですが、奇数の方が小さいような気がしてしまうらしく、全て偶数のAよりも、全て奇数のBの方が小さいと感じるのだそうです。番組が100人に行った実験(これと同じものを見せて、どちらが少ないと思いますか?と聞く)では、60人以上がBと答えたそうです。

この理論だと、298円と299円だったら299円の方がお得に感じるみたいですけど、みなさんはどうですかね?

 

②店員に親しみを持ってもらう

元々のちらしに使われていた「大特価」というワードに着目した脳科学者の先生。これはスーパーのちらしではよく見る単語ですが、どれくらい安いのか、どれだけお得なのかが不明で、広告としての価値は低くなってしまうのだとか。そこで、「店長に相談してね」というのはどうでしょう?となりました。これは個人に親しみを持ってもらうことによって、顧客の取り込みを狙ったもの。昔有名になった“生協の白石さん”も、白石さんという個人に興味を持ってもらったため、人気が出たのだそうですよ。

 

③アンダードッグ(負け犬)効果

これだけ名前を憶えていたのですが、その名の通り、あえて自分の弱点を赤裸々に告白することによって相手の同情心をくすぐる、という手法。ツイッターでも、大学の生協などが「×××(商品の名前)を間違えて大量に発注してしましました。お願いです、助けてください」というようなポップを作っているのが話題になることがありますよね。アレです。

 

④覚えていられる数は…

人が覚えていられるものの数は、7±2と言われているそうです。つまり、5~9個。これもお得です、あれもお得です、と内容を盛りだくさんにするよりは、思い切って掲載する品数を減らした方が、記憶に残るとのこと。

 

⑤選択肢が多ければ多いほどいいわけではない!

こんな実験があるそうです。22個商品がある棚と、6個商品がある棚、どちらが売り上げがいいと思いますか?22個の方かと思いきや、結果は6個の方なのだそう。理由は、「一つを選ぶ=他を捨てる」ということで、6個の方なら“捨てる”のは5個、一方で22個の方は21個を“捨てる”ため、後悔が大きくなってしまうから。

 

個人的には、④と⑤は有益な情報ではあるけど、知りたくなかった気も…だって、ICYE連盟の加盟国って40ヶ国もあって、「こんなにあるんですよ♡」とちらしに載せてるんだもの…。国数が多いのが売りなのに、どうすればいいの…?誰か、脳科学を勉強している人がいたら、助けてください。

検証を行ったスーパーでは、先生のアドバイスを受けちらしを工夫し、前の週に比べて売り上げは108%になったとのこと。(それだけ?と思うかもしれませんが、ちらしを変えただけで売り上げが約1割アップって、すごいと思いました)ICYEが実践するならば、オススメの国を5ヶ国に絞って、参加費を奇数にする?80万円だったら、81万円に?…あ、79万にしろって!?(笑)う~ん、どうしましょうねぇ。

 

by 土曜日のNGOスタディツアー・ワークキャンプ博覧会2016@青山学院大学青山キャンパスでは、ぜひICYEジャパンのちらしを手に取っていただきたい! やまだ

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